ノンストップ展開に興奮。見応えありまくり！
ゴジラ復活！
「ゴジラ FINAL WARS」以来12年ぶりに作られた邦画としての新作！
総監督を庵野秀明、監督＆特技監督を樋口真嗣が務める。
ただならぬ不安と恐怖と衝動に満ちた予告。
そのラストカットは長谷川博己が巨人になって戦う前フリに見えた。
違った！（当然
公開初日にIMAX次世代レーザーにて鑑賞。
http://109cinemas.net/imax/imax-with-laser.html
突如として起こる不審事故。
連続する事故。
調査。
会議。
会議に次ぐ会議。
縦割り。
未確認生物出現。
会議。
会見。
被害甚大。
被害に次ぐ被害。
想定外の連続。
会議。
葛城ミサト！（違
ミサト、ミサトミ、サトミ、さとみ。
鷺巣詩郎サウンドと伊福部昭音楽が融合！
想定外に進化するゴジラ。
戦闘モードがめっちゃ凶悪で怖い。
死を呼ぶ咆哮に鳥肌。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012)で同時上映された特撮短編映画「巨神兵東京に現わる 劇場版」の世紀末のもうダメ感ふたたび！震えた。
基本は政府目線。
一般市民の悲鳴はほとんど聞こえてこない。
ゴジラ1954で映し出された「もうすぐお父さんのところにいけるのよ」のように市井の涙も見たかった思いはあるが感情のドラマではなく全力をかけて国難に立ち向かってゆくリアル路線を突き進むからこその硬派。
300名を超えるキャストを揃えることで「個」ではなく「集団」を際立たせ、「怪獣VS人間」を浮き彫りにし、集団戦、総力戦の勢いを描き出す。
危険時にあっても権力争いを念頭に置いて行動する政治家への嘆息を吹き消す姿勢の良い立ち姿で清々しく躍動する長谷川博己！
非人道兵器「原爆」を知っているからこその未来思考を持つ石原さとみ！
二人の好印象がうれしい余韻を生んでいる。
綿密なリサーチを経て構築された災害時の政府対応はリアリティに富んでいるし、また、動き続ける人間の活動美と建築の構造美を細かいショットで畳み掛けて押してゆく展開は予期せぬ驚きも随所で散りばめられ、頭から尻尾の先まで面白味に満ちていた。
これぞ庵野秀明監督！
MM9「気象庁特異生物部対策課（通称：気特対）」の活躍を描いた連続ドラマの延長戦な趣もあって楽しい。
童心を刺激しまくる日本が誇る特撮の数々が至高。
クライマックスの作戦がスゴイ！
これぞ樋口真嗣監督！
ゴジラ！
フルCGと聞いてよぎった不安を踏み潰す存在感！
ただ動くだけで絶望感に満ちて緊迫！
大戸島の伝説怪獣「呉爾羅」が人智を超えた”完全生物”となって人類の前に出現。
圧巻の存在感で怪獣としての矜持を全身で放っていた。
出現を予見していた牧元教授は、どこに消えたのだろう。
『ゴジラはなぜ東京に現れる？』
その疑問は残るが、海底の高レベル放射性廃棄物、いわゆる”核のゴミ”を巨大生命誕生の源としたであろうことは確実。
すくすくと成長し、文明社会を蹂躙していく光景は、自然災害をはじめ原子力発電所の事故まで経験した日本の経験値と重なってツラい。
ゴジラのかたまった立ち姿が鮮烈。
放射能と共存している現実に目を背けさせない風格。
パニックとスペクタクルと怪獣の存在感を迫真に描き出した偉大なる1954年の第1作以降、反戦・反核を担っていたシリーズの歴史を内包しつつ激甚災害の象徴へと進化したゴジラ像を、荒唐無稽と迫真を織り交ぜて一気呵成に描き切った『日本VS虚構』！！
『シン・ゴジラ』の『シン』は、
刷新の「新」であり、真髄の「真」。
さらに身震い、激震の「震」、神々しさに畏怖する「神」。
これはリメイクではない。
過去作を超えて新たな地平に立ったゴジラ映画の夜明けである。
この高水準で「ガメラ」も復活希望。。
http://gamera-50th.jp/
総監督・脚本：庵野秀明
監督・特技監督：樋口真嗣
准監督・特技統括：尾上克郎
音楽：鷺巣詩郎
出演：長谷川博己、
竹野内豊、
石原さとみ、
高良健吾、
市川実日子、
高橋一生、
塚本晋也、
松尾諭、
余貴美子、
渡辺哲、
嶋田久作、
柄本明、
平泉成、
大杉漣 ほか
上映時間：１２０分
『シン・ゴジラ』公開直前イベントin大阪に行ってきた！(7/26)
「ゴジラ FINAL WARS」(2004)
ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」(2014)
▼お気に入りゴジラ
★「ゴジラ」(1954)
・記念すべき１作目。
円谷英二の特撮を音響効果が盛り上げる！
未曾有の不安と恐怖が襲来！
河内桃子さんが可憐で上品で素敵。
その道を極めたいと浮世離れしてしまう学者の傲慢と理性と覚悟を伝える二人、山根博士と芹沢博士の対比が強い印象を残す。
戦後間もない日本がまたしても大きな被害を受けた悲しみと怒り。
芹沢博士が見せる決死の行動。
沈痛、厳粛な結末。
反戦、反核の重厚と怪獣映画のワクワクを共存させた傑作。
3.11後に観ると核の脅威に満ちていたことに驚く。「ストロンチウム」も出てくる。
★「ゴジラ」(1984)
・原点回帰。
ツッコミどころ多いが、
ひとつの生き物としてゴジラの存在感を浮かび上がらせた果ての哀切のラストが秀逸。
★「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2012)
・神話の要素と特撮まつりに興奮！
おもしろい！
監督は平成ガメラ3部作の金子修介氏。
★「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)
・初代ゴジラの骨格を基に生み出された「3式機龍(メカゴジラ)」の造形が素晴らしい。
釈由美子が好演。
★ ポチッと。。 →
ゴジラ復活！
「ゴジラ FINAL WARS」以来12年ぶりに作られた邦画としての新作！
総監督を庵野秀明、監督＆特技監督を樋口真嗣が務める。
ただならぬ不安と恐怖と衝動に満ちた予告。
そのラストカットは長谷川博己が巨人になって戦う前フリに見えた。
違った！（当然
公開初日にIMAX次世代レーザーにて鑑賞。
http://109cinemas.net/imax/imax-with-laser.html
突如として起こる不審事故。
連続する事故。
調査。
会議。
会議に次ぐ会議。
縦割り。
未確認生物出現。
会議。
会見。
被害甚大。
被害に次ぐ被害。
想定外の連続。
会議。
葛城ミサト！（違
ミサト、ミサトミ、サトミ、さとみ。
鷺巣詩郎サウンドと伊福部昭音楽が融合！
想定外に進化するゴジラ。
戦闘モードがめっちゃ凶悪で怖い。
死を呼ぶ咆哮に鳥肌。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012)で同時上映された特撮短編映画「巨神兵東京に現わる 劇場版」の世紀末のもうダメ感ふたたび！震えた。
基本は政府目線。
一般市民の悲鳴はほとんど聞こえてこない。
ゴジラ1954で映し出された「もうすぐお父さんのところにいけるのよ」のように市井の涙も見たかった思いはあるが感情のドラマではなく全力をかけて国難に立ち向かってゆくリアル路線を突き進むからこその硬派。
300名を超えるキャストを揃えることで「個」ではなく「集団」を際立たせ、「怪獣VS人間」を浮き彫りにし、集団戦、総力戦の勢いを描き出す。
危険時にあっても権力争いを念頭に置いて行動する政治家への嘆息を吹き消す姿勢の良い立ち姿で清々しく躍動する長谷川博己！
非人道兵器「原爆」を知っているからこその未来思考を持つ石原さとみ！
二人の好印象がうれしい余韻を生んでいる。
綿密なリサーチを経て構築された災害時の政府対応はリアリティに富んでいるし、また、動き続ける人間の活動美と建築の構造美を細かいショットで畳み掛けて押してゆく展開は予期せぬ驚きも随所で散りばめられ、頭から尻尾の先まで面白味に満ちていた。
これぞ庵野秀明監督！
MM9「気象庁特異生物部対策課（通称：気特対）」の活躍を描いた連続ドラマの延長戦な趣もあって楽しい。
童心を刺激しまくる日本が誇る特撮の数々が至高。
クライマックスの作戦がスゴイ！
これぞ樋口真嗣監督！
ゴジラ！
フルCGと聞いてよぎった不安を踏み潰す存在感！
ただ動くだけで絶望感に満ちて緊迫！
大戸島の伝説怪獣「呉爾羅」が人智を超えた”完全生物”となって人類の前に出現。
圧巻の存在感で怪獣としての矜持を全身で放っていた。
出現を予見していた牧元教授は、どこに消えたのだろう。
『ゴジラはなぜ東京に現れる？』
その疑問は残るが、海底の高レベル放射性廃棄物、いわゆる”核のゴミ”を巨大生命誕生の源としたであろうことは確実。
すくすくと成長し、文明社会を蹂躙していく光景は、自然災害をはじめ原子力発電所の事故まで経験した日本の経験値と重なってツラい。
ゴジラのかたまった立ち姿が鮮烈。
放射能と共存している現実に目を背けさせない風格。
パニックとスペクタクルと怪獣の存在感を迫真に描き出した偉大なる1954年の第1作以降、反戦・反核を担っていたシリーズの歴史を内包しつつ激甚災害の象徴へと進化したゴジラ像を、荒唐無稽と迫真を織り交ぜて一気呵成に描き切った『日本VS虚構』！！
『シン・ゴジラ』の『シン』は、
刷新の「新」であり、真髄の「真」。
さらに身震い、激震の「震」、神々しさに畏怖する「神」。
これはリメイクではない。
過去作を超えて新たな地平に立ったゴジラ映画の夜明けである。
この高水準で「ガメラ」も復活希望。。
http://gamera-50th.jp/
総監督・脚本：庵野秀明
監督・特技監督：樋口真嗣
准監督・特技統括：尾上克郎
音楽：鷺巣詩郎
出演：長谷川博己、
竹野内豊、
石原さとみ、
高良健吾、
市川実日子、
高橋一生、
塚本晋也、
松尾諭、
余貴美子、
渡辺哲、
嶋田久作、
柄本明、
平泉成、
大杉漣 ほか
上映時間：１２０分
『シン・ゴジラ』公開直前イベントin大阪に行ってきた！(7/26)
「ゴジラ FINAL WARS」(2004)
ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」(2014)
▼お気に入りゴジラ
★「ゴジラ」(1954)
・記念すべき１作目。
円谷英二の特撮を音響効果が盛り上げる！
未曾有の不安と恐怖が襲来！
河内桃子さんが可憐で上品で素敵。
その道を極めたいと浮世離れしてしまう学者の傲慢と理性と覚悟を伝える二人、山根博士と芹沢博士の対比が強い印象を残す。
戦後間もない日本がまたしても大きな被害を受けた悲しみと怒り。
芹沢博士が見せる決死の行動。
沈痛、厳粛な結末。
反戦、反核の重厚と怪獣映画のワクワクを共存させた傑作。
3.11後に観ると核の脅威に満ちていたことに驚く。「ストロンチウム」も出てくる。
★「ゴジラ」(1984)
・原点回帰。
ツッコミどころ多いが、
ひとつの生き物としてゴジラの存在感を浮かび上がらせた果ての哀切のラストが秀逸。
★「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2012)
・神話の要素と特撮まつりに興奮！
おもしろい！
監督は平成ガメラ3部作の金子修介氏。
★「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)
・初代ゴジラの骨格を基に生み出された「3式機龍(メカゴジラ)」の造形が素晴らしい。
釈由美子が好演。
★ ポチッと。。 →
コメント
コメント一覧 (6)
個人的には今年の邦画ベストワンです。ゴジラ映画ファンとしては庵野秀明・樋口真嗣のコンビがフルCGでゴジラを蘇らせた事を喜びたいです。
実は平成ゴジラシリーズ以降のゴジラ映画は個別にはいい作品もたくさんありましたが、平成ガメラ三部作を超えられなかったと思っています。
そのゴジラが平成ガメラの樋口特技監督も参加したこの映画で蘇ったという事には感慨があります。
生きていて良かったと語ったファンの気持ちがちょっと分かりますね。
最初は予告に登場するゴジラとは造形が違うので、実は新怪獣で後にゴジラが登場するのかと思ったのですが、このゴジラは形態変化するのですね。
ゴジラを阻止すべく武蔵小杉近くの多摩川に防衛線を引く自衛隊。
この武蔵小杉決戦が素晴らしい。燃えますね。
実は私の職場は武蔵小杉なんです。
一つだけ残念なのは私の職場のビルも映画に登場するのですが、ゴジラに壊されなかった事。
ここはできれば派手に壊して欲しかったなあ。
キャストは超豪華ですが、長谷川博己、石原さとみ、竹野内豊の主演以外では、ゴジラ対策チームの市川実日子、高橋一生や、國村隼、松尾諭といった所が印象に残りました。
東宝の決断にも拍手ですよね！
ゴジラ対策チーム、塚本晋也さんも味を出していました！＾＾
何かから逃げまくるように都内を暴走する初期形態。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」と暴走してるみたいだ。
そして、逃げなくなった完成体。
一体しかいないゴジラが陸上に上がったのは広い世界で彼と同じ同胞を探したのかもしれない（だが彼の身体は自己一体でのみ増殖する事が可能な生命形式なので自分と同じ自分以外の他者がいないのだ）。ゴジラが完全に人類を駆逐して、地球上にゴジラ一体しか存在しない世界が来たら、それは「エヴァンゲリオン」劇場版で巨大な一つの綾波レイに呑み込まれた世界と似てるかもしれない。
なんつて。
深淵ですね！
めっちゃいいです！
シンじられないほど、「シン」を列挙したブログも目にしました。興味津々シンシン。
固まったゴジラは、東京駅ですから観光客を呼寄せられますﾈ。
ところで、エヴァンゲリオンを特撮博物館で見学しましたよ。しかも、「ゴジラ」はもちろんのこと、「キングギドラ」の着ぐるみもいました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/649d3d5b5de62b7bb2cefc29d45d0afd
特撮博物館いいですね！
大阪にも巡回してほしい。。