住田がんばれ！！！
鬼才，園子温の新作！
原作は漫画でも大幅に脚色してあるそう。（未読
愛のない両親のもとに育つ15歳の住田祐一と茶沢景子が，
過酷な経験を経て生きる道を見出してゆく物語。
『ヒミズ』とはモグラの仲間。
でんでん怖ぇ。
「冷たい熱帯魚」のまんまで震える。w
泥棒のくだりは余計に感じた。
”ある朝，夜野さんの金庫が川辺に流れ着いていた”
で良いやん。
人間が抱えてしまう暗い部分，
”闇”が随所に散りばめられ，どんよりする。
それに押しつぶされそうな若者2人の叫びが切ない。
痛切にも程がある。
とうとう犯してしまった絶望。
自暴自棄の果てに世直し徘徊。
夜回りのはずが社会には闇が満載すぎて，
心のざわめきに拍車が・・・
はぁ
夢みたいな幸せを言葉にするロウソクの夜に泣いた。
共鳴が荒んだ心に未来を灯す。
暗中模索の葛藤ばかりで観ていてツラいが，
無垢なエネルギーにあふれているから目が離せない。
今作で，第68回ヴェネチア国際映画祭の
マルチェロ・マストロヤンニ賞（新人俳優賞）に輝いた
主演の二人，染谷将太と二階堂ふみが素晴らしい！！
応援せざるを得ない役柄だったが，
彼らのピュアな初々しさはたしかに輝いていた。
事件と発砲。
二度の死から始まる三度目の人生にエール。
二人の未来に救いはあるよ。
がんばれ住田祐一と茶沢景子！！！
撮影直前に東日本大震災が発生。
台本を大幅に変更。
被災地での撮影も行った。
この背景設定は，やや安直に見えたが嫌みは残らない。
誰かに期待し期待され，人は支えあっている。
それこそが未来を構築してゆく。
園子温監督ならではの，
容赦のない世界から，
強烈にストレートな前向きメッセージが響き渡っていた。
ヒューマニズムも滲ませた秀作。
監督：園子温
出演：染谷将太，二階堂ふみ，
窪塚洋介，
吹越満，
光石研，
でんでん，渡辺哲 ほか
上映時間：129分
★ ポチッと。。 →
鬼才，園子温の新作！
原作は漫画でも大幅に脚色してあるそう。（未読
愛のない両親のもとに育つ15歳の住田祐一と茶沢景子が，
過酷な経験を経て生きる道を見出してゆく物語。
『ヒミズ』とはモグラの仲間。
でんでん怖ぇ。
「冷たい熱帯魚」のまんまで震える。w
泥棒のくだりは余計に感じた。
”ある朝，夜野さんの金庫が川辺に流れ着いていた”
で良いやん。
人間が抱えてしまう暗い部分，
”闇”が随所に散りばめられ，どんよりする。
それに押しつぶされそうな若者2人の叫びが切ない。
痛切にも程がある。
とうとう犯してしまった絶望。
自暴自棄の果てに世直し徘徊。
夜回りのはずが社会には闇が満載すぎて，
心のざわめきに拍車が・・・
はぁ
夢みたいな幸せを言葉にするロウソクの夜に泣いた。
共鳴が荒んだ心に未来を灯す。
暗中模索の葛藤ばかりで観ていてツラいが，
無垢なエネルギーにあふれているから目が離せない。
今作で，第68回ヴェネチア国際映画祭の
マルチェロ・マストロヤンニ賞（新人俳優賞）に輝いた
主演の二人，染谷将太と二階堂ふみが素晴らしい！！
応援せざるを得ない役柄だったが，
彼らのピュアな初々しさはたしかに輝いていた。
事件と発砲。
二度の死から始まる三度目の人生にエール。
二人の未来に救いはあるよ。
がんばれ住田祐一と茶沢景子！！！
撮影直前に東日本大震災が発生。
台本を大幅に変更。
被災地での撮影も行った。
この背景設定は，やや安直に見えたが嫌みは残らない。
誰かに期待し期待され，人は支えあっている。
それこそが未来を構築してゆく。
園子温監督ならではの，
容赦のない世界から，
強烈にストレートな前向きメッセージが響き渡っていた。
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監督：園子温
出演：染谷将太，二階堂ふみ，
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コメント
コメント一覧 (6)
新年早々、凄い映画を観ましたよね。
どうしようもない状況の中で、どんどん自分を追い込む住田が痛々しく、
必死に彼を救い未来へと誘おうとする茶沢さんが愛しく、
とにかく２人とも生きてほしいと祈るような気持ちで観続けました。
決して楽しい作品ではないけど、好きなのか嫌いなのかもよくわからないけど、
これは観れてよかったと思う作品でした。
とにかくエールを送りたくなる映画でしたね。
希望のラストはきっと年末にベストエンディングに入れると思います。
いや，入る！
私は３．１１を経過した直後に撮影に入って、作品に何もそれが生かされない制作者は失格だと思うのです。もちろん作品の内容にもよりますけど、その意味では園監督は自然であり、そして彼の次回作がどういった話になるのかにとても興味があります。
そうですね。
興味本位ではなく地に足がついた舞台設定でした。
園監督スゴい。
恐らく住田や茶沢のような少年少女は今も日本のどこかに確実にいる。
そんな子供たちにも希望を抱かせるあのラストが大好きです。
言霊を信じたくなるラストシーンが素晴らしかったですね。
いまだ余韻が残っています。