処理できないものは人間の心。
爆発物処理班の兵士の葛藤を描く。
監督は,硬派な作風のキャスリン・ビグロー。
(「アバター」のキャメロン監督の前妻。)
近くでは上映してなかったんでレンタル待ちでいいかと思っていた矢先,アカデミー賞で6部門を受賞。
観たい度がギュンと急上昇。 単純。。
レンタルまで待つ気持ち瞬時に霧散。
足をのばして上映劇場まで行ってきた!
「The Hurt Locker」とは「心をロックする」
転じて,
兵士間で「棺桶」を意味する言葉なんだそう。
スローモーションで爆発の凄まじさを伝えるオープニング凄い。
無駄話してんと周囲にもっと気を配れよ。
のツッコミがあるにはある。。
タクシーはなんやったの?
ただの虚仮威し?
ひたすら爆発物処理の話かと思いきや,そうでもなく,
ハラハラ緊張感はやや薄め。
そちらは,戦場もの繋がりで,「キングダム/見えざる敵」に軍配。
スタンドプレーが目立ち,
命知らずな行動をとるジェームズは,
危険に動じない大胆さと,
爆発物処理の繊細さを併せ持つ。
ときおり挿まれる
誰にも悟られず人知れず葛藤する様子が,
単純バカではない彼の人物像を深めている。
気持ちを伝えるのが不器用なんだろな。
その姿は,ミッキー・ロークの「レスラー」にかぶる。
彼を見つめるうちに理解となって
気持ちが変化してゆくサンボーンの視点が良かった。
ラストシーンは「格好良い」というより「心配」
いつか壊れやしないかと・・・。
周囲は,処理班をもっと労ってあげて!!
兵士尊敬の芯のみで,
戦意高揚,兵士賛美にはなっておらず好印象。
だけども,「作品賞」受賞の色眼鏡抜きにしても,
ドラマはあまり響かなかった。
ありがちに思えた。
生産性皆無の戦争の現実を見せ,
骨太な作品ではある反面,
犠牲者が分かりやすいし,
葛藤のドラマが少なすぎる。
疑心暗鬼で周りの外国人が
みんな敵に見えてしまう,とはいえ,
相手を「単なる敵」としか描かれておらず,
アメリカ寄りに感じたなぁ・・・。
爆弾処理と,
荒野の睨み合いのアクションシーンで,
時間稼ぎしているような・・・。
普段あまり焦点が当てられない
「爆発物処理班」をメインに据えた新しい視点である事と,
乾いた銃器の音が響く戦場の空気感は,
危険で麻痺した心象を伝えるもので,
そこは強く印象に残った。
あの手この手の爆発トラップは,
相容れない相手を排除しようと凝り固まった人間の,
とめどないダークサイドの象徴で,観賞後げんなり・・・。
希望も見せてほしかった。。
さいごに一句
「荒れた道 歩き続ける 防護服」
原題:The Hurt Locker
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー,
ブライアン・ジェラティ,
アンソニー・マッキー 他
上映時間:131分
★ 第82回アカデミー賞:作品賞,監督賞,脚本賞,
編集賞,音響調整賞,音響編集賞を受賞
★ ポチッと。。 →
爆発物処理班の兵士の葛藤を描く。
監督は,硬派な作風のキャスリン・ビグロー。
(「アバター」のキャメロン監督の前妻。)
近くでは上映してなかったんでレンタル待ちでいいかと思っていた矢先,アカデミー賞で6部門を受賞。
観たい度がギュンと急上昇。 単純。。
レンタルまで待つ気持ち瞬時に霧散。
足をのばして上映劇場まで行ってきた!
「The Hurt Locker」とは「心をロックする」
転じて,
兵士間で「棺桶」を意味する言葉なんだそう。
スローモーションで爆発の凄まじさを伝えるオープニング凄い。
無駄話してんと周囲にもっと気を配れよ。
のツッコミがあるにはある。。
タクシーはなんやったの?
ただの虚仮威し?
ひたすら爆発物処理の話かと思いきや,そうでもなく,
ハラハラ緊張感はやや薄め。
そちらは,戦場もの繋がりで,「キングダム/見えざる敵」に軍配。
スタンドプレーが目立ち,
命知らずな行動をとるジェームズは,
危険に動じない大胆さと,
爆発物処理の繊細さを併せ持つ。
ときおり挿まれる
誰にも悟られず人知れず葛藤する様子が,
単純バカではない彼の人物像を深めている。
気持ちを伝えるのが不器用なんだろな。
その姿は,ミッキー・ロークの「レスラー」にかぶる。
彼を見つめるうちに理解となって
気持ちが変化してゆくサンボーンの視点が良かった。
ラストシーンは「格好良い」というより「心配」
いつか壊れやしないかと・・・。
周囲は,処理班をもっと労ってあげて!!
兵士尊敬の芯のみで,
戦意高揚,兵士賛美にはなっておらず好印象。
だけども,「作品賞」受賞の色眼鏡抜きにしても,
ドラマはあまり響かなかった。
ありがちに思えた。
生産性皆無の戦争の現実を見せ,
骨太な作品ではある反面,
犠牲者が分かりやすいし,
葛藤のドラマが少なすぎる。
疑心暗鬼で周りの外国人が
みんな敵に見えてしまう,とはいえ,
相手を「単なる敵」としか描かれておらず,
アメリカ寄りに感じたなぁ・・・。
爆弾処理と,
荒野の睨み合いのアクションシーンで,
時間稼ぎしているような・・・。
普段あまり焦点が当てられない
「爆発物処理班」をメインに据えた新しい視点である事と,
乾いた銃器の音が響く戦場の空気感は,
危険で麻痺した心象を伝えるもので,
そこは強く印象に残った。
あの手この手の爆発トラップは,
相容れない相手を排除しようと凝り固まった人間の,
とめどないダークサイドの象徴で,観賞後げんなり・・・。
希望も見せてほしかった。。
さいごに一句
「荒れた道 歩き続ける 防護服」
原題:The Hurt Locker
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー,
ブライアン・ジェラティ,
アンソニー・マッキー 他
上映時間:131分
★ 第82回アカデミー賞:作品賞,監督賞,脚本賞,
編集賞,音響調整賞,音響編集賞を受賞
★ ポチッと。。 →
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![]() | ハート・ロッカー [Blu-ray] ポニーキャニオン 2010-09-02 by G-Tools |
![]() | The Hurt Locker Original Soundtrack Lakeshore Records 2010-01-19 by G-Tools |
![]() | The Hurt Locker: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script) Kathryn Bigelow Newmarket Pr 2009-12-22 by G-Tools |
![]() | イラク戦争のアメリカ 豊田 英子 みすず書房 2008-01-26 by G-Tools |






コメント
コメント一覧 (10)
とにかくあのOPとクライマックスの大爆発が凄く印象に残ってます。
あれは今まで見た爆破シーンの中で一番の怖さかと。
たしかにそうですね,兵士の現状。
それと同時に「戦争」を産んでしまう世の中に腹が立ちました。
あの二つの爆破は怖悲しい。。
重たい話。
家族に電話かけて
無言のまま切ってたあのシーンが妙に残ってる。
最初は1ヶ月
次は1年。
心が壊れるのがはやいかそれまでに死んでしまうのか、
防護服であるいてく後ろ姿にもうやめてって思いました…。
あまりに痛切でしたね・・・。
現実に無いのだとしても,
やっぱり,もうちょっと希望を入れてほしかった。
戦場を描いた作品でありながら、ドラマが少ないというのは私も思いました。
あざとい演出が幾つかありましたね。
ドラマがもう少し良ければ作品賞も納得なのですが。。
ドキュメンタリー風の作品なので
ストーリー性は皆無でしたが、爆弾処理班から
戦争の日常が非常にリアルでした。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】〜と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
もう少しリアルを突き詰めて,
娯楽性を無くしてくれたら・・・。
とも思いました。。
自分も爆弾処理班という存在は知ってはいたものの、実際隊員の人達が戦地でどういった日常や任務を行っているかは殆ど無知だったため、こういう作品を観るとタメになると同時にやはり自分は『単語』でしか知り得ていなかったんだな〜と思っちゃいました^^;
それと自分は『キングダム〜』の方を未見だったせいか、本作ではかなりの緊張感を味わいました・・。銃器類と違い爆弾の類は埋まったりしてどこにあるか分からないから、見えない恐怖というものも感じちゃいましたねぇ・・。
見えない恐怖にさらされる彼らに希望を与えてほしいですよね・・・。
痛々しいまでの緊張と孤独でした。
「キングダム」も是非!