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「太陽」 THE SUN
・イッセー尾形，桃井かおり，佐野史郎 ほか
ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督が昭和天皇ヒロヒトを描く。
敗戦直前からマッカーサーとの会見を経て人間宣言に至るまでの物語。
イッセーさんの演劇を観覧しているようで，
最初は違和感を覚えるも，
次第にユーモア溢れた昭和天皇像に魅力を感じ，
時間が経つにつれ画面に引き込まれました。
趣味を話し合える相手がいない孤独。
戦争を止められない苦悩，葛藤。
それらが影響し合い悪夢となる
空襲シーンの映像が重苦しく印象的。
人間と神格化の狭間で揺れ動く心情，感情の機微が，
朴訥とした語り口や，表情から伝わる。
自決と聞いた時の慟哭，映らずとも画面に充満する悲しみ・・・
マッカーサーは，普通のアメリカ人という感じでちょっと変。
・公式サイト
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「太陽」は昭和２０年(１９４５年)８月の昭和天皇にスポットを当てて、昭和天皇の孤独と葛藤が描かれているストーリーである。映画で天皇陛下に触れる事は殆どないだけにタブーと言える題材に注目する作品でもある。
天皇ヒロヒト――彼は、悲劇に傷ついた、ひとりの人間。
その苦悩
その屈辱
その決意
彼は、あらゆる屈辱を引き受け、
苦々しい治療薬をすべて飲み込むことを選んだのだ。
コメント
コメント一覧 (2)
ＴＢありがとうございます。
天皇の趣味を話せる相手のいない孤独・・
海洋生物学を話すときにはあんな楽しそうなのに
なかなか出来ないシーンとか
この映画では天皇の孤独の描かれ方も生々しかったですね。
外国の方ならではの視点でした。
日本ではこういう映画は撮れないでしょうね・・・