シンプルでも奥深いラブストーリー。
でがんす。
一分(いちぶん)= 一身の面目。一人前の人間としての名誉。体面。
山田洋次監督による藤沢周平3部作のラスト!(続きものではありません)
妻の加世と,中間の徳平の三人で暮らしている三村新之丞は,
ある日,藩主の毒見役をつとめる最中,食中毒にあたり失明してしまう。
ここ「大丈夫です」じゃなくて,すぐ異変を伝えないと!
絶望した彼にかける妻の言葉に涙。
淡々とした中にも優しさを感じる夫婦のドラマに
何度も目頭を熱くさせられました。
三村新之丞役の木村拓哉さんは,そのまんま。
方言は現代語っぽいし,独特の軽快な台詞回しも変わらずで,
あれ?と冒頭にちょっとだけ違和感を覚えるも,
画面を満たす存在感はさすが。
後半,木刀を手にしての稽古では,
気圧される凄みを目の当たりに。
師匠もかっこいい。
加世を演じた壇れいさんも素敵でした。> 檀ふみさんとは無関係。
清楚!
所作の全てが美しい!
その女性を酷い目にあわす島田ってば,ほんまにもう・・・
思慮を欠いた軽率で愚かな行動の加世,
適切な助言をしなかった賢くない親戚,
人を騙し利用する島田の卑怯。
それらが収束してゆく河原での決闘は,いまいち迫力が弱い。
主観視点にして,真っ暗の画面で音だけにすると
怖さや覚悟が伝わったように思います。
人間ドラマはもちろん,
衣装,セットなど細部にこだわった職人芸が冴える中で,
幾つか散りばめられたユーモアの要素も印象に残る。
詳細は書きませんが,「殺意」には爆笑。^^
はらはら舞う落ち葉は,ちょっと不自然。
ストーリー展開は,時代劇によくあるもので先読みが容易。
全編を通して描かれる,
主人公の若夫婦の互いを思う気持ち,愛の形を通して,
離婚率の多さ,深刻化するイジメ,自殺者の増加など
道徳的な卑怯が蔓延している現代社会へのメッセージ性が浮かび上がり,
垣間見えるものの,説得力には欠け,胸の奥までは響いてこない。
ふりかかる困難への葛藤が弱く,
あっさり解決するから物足りない。
だけども,
静かな生きるエネルギーで満たされた世界観と,和の音楽は心地良く,
慎ましくも,たしかで大きな愛を抱く夫婦が辿り着く
支え合って生きてゆく決意に至る場面に自然と感動。
あたたかい余韻の結末が好き。
若夫婦を陰ながらしっかりと支える徳平も味があり印象に残りました。
監督:山田洋次
出演:木村拓哉,檀れい,笹野高史,
赤塚真人,大地康雄,
桃井かおり,緒形拳,坂東三津五郎 ほか
上映時間:121分
・・「隠し剣 鬼の爪」
・・「たそがれ清兵衛」
★ 参加しています。 ご協力頂ければ嬉しいです! →
★ 特典ディスク1:約1時間50分のメイキングが裏側満載で見応え!
未公開映像のイメージが良い。
★ 原作
「盲目剣谺返し」を収録
一分(いちぶん)= 一身の面目。一人前の人間としての名誉。体面。
山田洋次監督による藤沢周平3部作のラスト!(続きものではありません)
妻の加世と,中間の徳平の三人で暮らしている三村新之丞は,
ある日,藩主の毒見役をつとめる最中,食中毒にあたり失明してしまう。
ここ「大丈夫です」じゃなくて,すぐ異変を伝えないと!
絶望した彼にかける妻の言葉に涙。
淡々とした中にも優しさを感じる夫婦のドラマに
何度も目頭を熱くさせられました。
三村新之丞役の木村拓哉さんは,そのまんま。
方言は現代語っぽいし,独特の軽快な台詞回しも変わらずで,
あれ?と冒頭にちょっとだけ違和感を覚えるも,
画面を満たす存在感はさすが。
後半,木刀を手にしての稽古では,
気圧される凄みを目の当たりに。
師匠もかっこいい。
加世を演じた壇れいさんも素敵でした。> 檀ふみさんとは無関係。
清楚!
所作の全てが美しい!
その女性を酷い目にあわす島田ってば,ほんまにもう・・・
思慮を欠いた軽率で愚かな行動の加世,
適切な助言をしなかった賢くない親戚,
人を騙し利用する島田の卑怯。
それらが収束してゆく河原での決闘は,いまいち迫力が弱い。
主観視点にして,真っ暗の画面で音だけにすると
怖さや覚悟が伝わったように思います。
人間ドラマはもちろん,
衣装,セットなど細部にこだわった職人芸が冴える中で,
幾つか散りばめられたユーモアの要素も印象に残る。
詳細は書きませんが,「殺意」には爆笑。^^
はらはら舞う落ち葉は,ちょっと不自然。
ストーリー展開は,時代劇によくあるもので先読みが容易。
全編を通して描かれる,
主人公の若夫婦の互いを思う気持ち,愛の形を通して,
離婚率の多さ,深刻化するイジメ,自殺者の増加など
道徳的な卑怯が蔓延している現代社会へのメッセージ性が浮かび上がり,
垣間見えるものの,説得力には欠け,胸の奥までは響いてこない。
ふりかかる困難への葛藤が弱く,
あっさり解決するから物足りない。
だけども,
静かな生きるエネルギーで満たされた世界観と,和の音楽は心地良く,
慎ましくも,たしかで大きな愛を抱く夫婦が辿り着く
支え合って生きてゆく決意に至る場面に自然と感動。
あたたかい余韻の結末が好き。
若夫婦を陰ながらしっかりと支える徳平も味があり印象に残りました。
監督:山田洋次
出演:木村拓哉,檀れい,笹野高史,
赤塚真人,大地康雄,
桃井かおり,緒形拳,坂東三津五郎 ほか
上映時間:121分
・・「隠し剣 鬼の爪」
・・「たそがれ清兵衛」
★ 参加しています。 ご協力頂ければ嬉しいです! →
★ 特典ディスク1:約1時間50分のメイキングが裏側満載で見応え!
未公開映像のイメージが良い。
![]() | 武士の一分 [Blu-ray] 松竹 2010-12-23 by G-Tools |
![]() | 武士の一分 豪華版(S) (5万セット限定 3大特典付) [DVD] 松竹 2012-09-12 by G-Tools |
![]() | 一分 TAKUYA KIMURA SPECIAL BOX (3万セット完全限定) [DVD] ジェネオン エンタテインメント 2006-11-13 by G-Tools |
![]() | %(パーセンテージ) 木村拓哉写真集 -武士の一分- 木村 拓哉 マガジンハウス 2006-11-11 by G-Tools |
★ 原作
「盲目剣谺返し」を収録
![]() | 隠し剣秋風抄 (文春文庫) 藤沢 周平 文藝春秋 2004-06 by G-Tools |





コメント
コメント一覧 (26)
庄内弁流で言うとこうなります。
なんかさらっと出来上がってましたね。宣伝見る限りではもうちっとねっちりかと思ったのですが、結構あっさりでした。
最後の立会いの迫力の薄さもその一因かもしれませんが、本ではあれで死んじゃうんですけどねぇ。
殺意では・・・・笑ってしまいました。
好きな映画ではありますが,
もう少し濃さが足りませんでした。。
すごくいいんだけど、何か物足りない。
私もそう思ってしまいました。
「殺意」の軽口は島野に加世が騙された、と気づいた時に
たぶん新之丞が抱いたであろう本物の「殺意」への伏線かなぁ?
と後で思いました。
TBありがとうございました。
なかなか良かったと思います。
連れは隣で号泣していました。
「上映時間の7割は泣いてた」らしいです。
下級武士の抱く理不尽な思いがサラリーマンの自分と重なってしまったりしたようです。
ちょっとキムタク見直しました。
あのユーモアはキムタクならではでした。
真田さんや、永瀬さんならスベって「今のは軽口だ」なんて自分でフォローいれるのが目に浮かびます。
TBさせていただきました。
なるほど! 思いつきませんでした。。
>チョコさん
現代社会と変わらぬ苦労が,
繊細に描かれていて見応えがありましたね。
>とりこぷてらさん
まさに,キムタクの真骨頂!
全く知らない人でしたけど、こんな才能がまだいるとは宝塚って本当に才能の宝庫なんだなと感心しました。
徹底的に作りこまれた作品世界、豪華な脇役陣も見事で、ハイレベルの邦画の仕事を堪能しました。
壇れいさんのファンになってしまいました。。
シンプルでも,完成度の高い時代劇で,
観賞後もじわじわと余韻がしみています。
私も夫婦の強い絆が垣間見えるシーンでは
何度か泣かされました。でがんす。
キムタクもなかなか良かったです!
強く優しくあたたかい絆でしたね。
ラストは予測が付いても感動!
木村拓哉主演の『武士の一分』を観てきました。
「虹の女神」で蒼井優が演じた生まれつき目が不自由なのではない、
後天的な盲目の武士を、木村拓哉が見事に演じておりました。
美術もカメラワークも、流石プロの仕事と感じ入りました。
ただ、達也的には、庄内の雄大な自然のロケーションも観たかった・・・。
欲張りですよね。木村拓哉を主演に起用した地点で、
京都のスタジオも、長期ロケもありえません。
しかし、それを補って余りある、山田×藤沢周平ワールドを
楽しませていただきました。
光と妻を失った後のキムタクは、往年の市川雷蔵の妖しささえ感じ゛られました。
檀れいも、凛としたたたずまいが素敵でしたし。
役者;木村拓哉,これからも成長を続けて,
スクリーンで姿を見せてほしいですね。
たしかに,前2作ではあった
印象に残る景色の映像が,
今回は無くて残念でしたが,
補って余ある愛のドラマが素晴らしかった〜
そういえば、「殺意」笑えましたね。
私は響かなかったなあ・・・と言うのが正直な感想です。
壇れいさん。よく見つけてきた!って感じですね。きれいな方です。
素敵な女性でしたね。
これから沢山映画,ドラマに出演してほしい〜
私も「殺意」笑ってしまいました。
キムタクの軽さは、あのシーンで一番生きていたかも…(^ ^;)
素晴らしいアドリブでしたね!
「武士の一分」「硫黄島からの手紙」
ともに共通するのは家族や愛する人への愛情。
かけがえのない大切な感情,
ずっとずっと持ち続けていたいですね。
>説得力には欠け,胸の奥までは響いてこない
そうなんですよね。山田〜藤沢作品としては
映画としての奥行きが不足しているような気がしました。
また宜しく!
余韻はあるけど,
深みが物足りませんでしたね。。
内容的にはまさに王道といったカンジで
でしたね^^
でも逆にラストの展開も外さないでくれて
めでたし!めでたし!が良かったと思います。
笹野高史がとてもよかったです☆
シンプルだからこそ,純粋な愛が際立って
素敵なドラマになっていましたね。
また観たい〜
前半はなかなか面白かったのですが、やはり後半のシリアスなシーンになると、どうしても緊張感が欠如していたような気がします。
しかしご飯がおいしそうで、見終わった後お茶漬けを食べてしまいました。笑
質素でも愛情で御飯はおいしくなる!(^O^)
あの、ハラハラ落ちる葉っぱによる季節感の演出に、スタッフはとっても苦労したみたいですよ(笑)
DVDのメイキングで見ました。
あんな苦労をしたわりには,
やっぱり人工的に映りました。。