dele(ディーリー) : Akira's VOICE

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最終回とまとめ

「お届け物です」は怪しいから出たらあかんって！

鈴の無念と、圭司の父が持っていた黒歴史。
故人の美化を邪魔する溜息を吹き払う終盤が痛快。

そしてハッピーエンド！

よかった！

本多孝好による小説を実写ドラマ化。

パソコンやスマホに残されたデータを依頼人の希望で抹消する仕事を行う「dele. LIFE」。
坂上圭司（山田孝之）と真柴祐太郎（菅田将暉）が様々な「デジタル遺品」に出会う物語。

deleは校正用語で「削除」。

複数の脚本家によって生み出されたドラマ性豊かなストーリーが秀逸。

異質を排する社会の空気を肌で感じている厭世観と達観を持つ坂上圭司と、過去の悲しみを背負う真柴祐太郎が多種多様なデジタル遺品と出会うことで人間のいろんな表情を知る。

死亡確認から始まる生存証明。

ミステリー、ホラーテイスト、ラブストーリー、ヒューマンと多彩で全ての話に見入った！

役にハマっている主演の二人が格別。

菅田将暉の心根に優しさ感じる立ち居振る舞い。
山田孝之の抑えたトーンに情熱を抱えた佇まい。

山田孝之の車椅子の扱いが板についていてめっちゃ自然。
壁に寄りかかって休んだり、タイヤを拭いたり、アクションしたり。
かっこいい！

二人は明暗に見えて実はお互いに救いあっている関係性。

依頼者の死を確認し、その背景に触れて絡み合い、やがてちょっと優しくなる。

山田孝之×菅田将暉をもっと見たい。

第2シーズン希望。

長編映画化でもいい。