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胸の奥からもどかしい!
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是枝裕和監督の新作はホームドラマではなく法廷ミステリー。

殺人犯、三隅高司(役所広司)の弁護を引き受けた弁護士の重盛朋章(福山雅治)。
三隅と接見を重ねるうちに疑念が生まれ事件の調査に乗り出す。


三隅の供述は二転三転。
その言葉の隙間、鋭い眼光、表情から優しいおじさん、不気味な殺人鬼、命を弄びたい狂気、それぞれの側面が見え隠れ。
掴みどころが無くて不思議な男。

会うたびに謎ばかり湧き出る三隅。

真実の所在不明に翻弄される重盛の気苦労に共感。


今後の重盛は娘のSOSから逃げずに言葉をかけ続けてほしい。


咲江(広瀬すず)の足を不自由にする設定はたんなる外見の特徴付けに過ぎず嫌な感じ。


重盛、三隅、咲江が頰を拭う同じ仕草をしたり、三人が並んで雪の上で寝転ぶ夢をインサートしたり、十字架、十字路を印象付けたりと示唆を作り込みすぎに感じた。


接見室で両者を隔てるガラスが”見て見ぬフリ”と、”真実に向き合う”ことのどちらを選ぶのか選択を促す試練の溝に見えて、映画を観ていて居住まいを正す気持ちになるし、弁護側、検察側のストーリーに沿って進行する司法の場では、真実は霞のようになっちゃうのか・・・など、いろいろな考えが頭の中を巡って見応えを感じさせてはくれるが、答えの出ない堂々巡りに陥るばかりですっきりしない。

とどのつまり人間というものは自分でもすべてを把握できない生き物なのか。

自分探しはもちろん、人と人との関係も探り合いを模索して向き合い続けるしかないんだな。

はぁ、もどかしい。



監督:是枝裕和

出演:福山雅治、役所広司、
   広瀬すず、
   蒔田彩珠、
   満島真之介、
   市川実日子、
   斉藤由貴、
   吉田鋼太郎、
   橋爪功 ほか

上映時間:124分



4800273471三度目の殺人【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)
是枝 裕和 佐野 晶
宝島社 2017-09-06

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