ONE PIECE FILM GOLD : Akira's VOICE

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賭け事を楽しそうと思ってはダメだよ子供達！

人気漫画『ONE PIECE』を原作としたテレビアニメの劇場版第13作目。

独立国家グラン・テゾーロの支配者ギルド・テゾーロに立ち向かう麦わらの一味！

まるでラスベガスなグラン・テゾーロは巨大なカジノ船。

イッショウさんは出てこず。

カメ車レース以外にもアトラクションを見たかった。
FF7のゴールドソーサーのようなバラエティ満載を。

筋肉むきむきマッスルガメが動力源のカメ車と、警報装置を兼ねる赤目フクロウが面白い。

女性陣がみなさんセクシーすぎる。

ビッグマネーを狙ってオーシャンズ11、ルパン三世ばりにビシッと決めていざ潜入！
すぐ頓挫！

　変装の意味は・・・？

敵のゴールドを纏った武装かっけー。黄金聖衣だ！（違

ナミと盗賊仲間だったカリーナが影の主役。
海賊の世界をたくましく、したたかに生き抜く姿が男前。
今後の漫画・アニメで再登場希望。

ロブ・ルッチが健在ぶりをアピール。
ルフィと再戦あるのかな。

今作のボスは覚醒能力を使って豪華船もろとも文字どおり手中におさめるギルド・テゾーロ。

金ピカ能力にとどまらず巨大化まで！
その見た目のインパクトは強いがキャラ設定は弱い。

愛する女性ステラを守れなかったことで支配欲の権化へと成り上がった過去がさらっと流すように描かれるために悲哀がまったく伝わってこない。山路さんの声がマッチしてナイスキャラだっただけに勿体無い。

天竜人への怒りを磨いてけばよかったのに。
そこに同調したルフィと一緒に天竜人を殴り倒すくらいしてくれたら痛快だった。

人心を惑わして狂わせる金、カネ、ゴールドの危険性と敗者を生み出すギャンブルの闇を掘り下げていたらドラマも奥深くなっただろうに。

「グラン・テゾーロ」に入港するオープニングから最後までエンタメ性のみで突っ走った潔さは清々しいがこの映画を観ていた子供達が将来、ギャンブルで借金を作っても「カネよりチカラさ！」と危ない方向にいかないか心配ではある。

ルフィ達、麦わらの一味は仲間を信じる思いが強さの源なんだよ。見落とさないでね。

エンドクレジット後には何もない。

レイズマックスの革命軍合流、ダブルダウン、リッカとテンポ、子供たちのその後とか見せてほしかった。

あと、
ワンピースでゴールドといえばゴールド・ロジャーを想起するけど関連性は皆無だった。

監督：宮元宏彰

声：田中真弓、
　　岡村明美、
　　中井和哉、
　　平田広明、
　　山口勝平、
　　大谷育江、
　　山口由里子、
　　矢尾一樹、
　　チョー、
　　満島ひかり、
　　菜々緒、
　　濱田岳、
　　山路和弘ほか

上映時間：１１９分

・「ワンピースフィルムストロングワールド」(2009)

・「ワンピースフィルムゼット」(2012)