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鉄板を堪能できる時代劇。
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葉室麟による時代小説を映画化。
>直木賞受賞作(第146回/2011年下半期)


檀野庄三郎は、ひょんな事から刃傷沙汰に及んだ末、向山村に遣わされる。
そこには元郡奉行の戸田秋谷(とだしゅうこく)が幽閉中であった。
彼は7年前、前藩主の側室と不義密通を犯した罪で、家譜編纂と10年後の切腹を命じられていた。
庄三郎は戸田秋谷の人柄に触れて、「え?この人が罪人?」と疑問を抱く。



堀北真希と手を取り合って階段を上がりてぇ!あ、僕には無理やわ。


三船敏郎かと思ったら三船史郎だった。>三浦兼通


こらえきれないよ涙が・・・。

切ないまま締めずに、
命を継いで生きる家族と村人の様子をエンドバックに流してほしかった。


時代劇に役所広司は鉄板すぎて全編に安定感みなぎる。

どしっと構えた視点による移ろう自然の風景もまた見事なり。


中根兵右衛門が自戒に気付く器量を持っていて良かった。


水上信吾、良いヤツだ。

慶仙和尚の良い塩梅の楽天が味を出している。


松吟尼(お由の方)の寺島しのぶがスゴい。

内面から滲み出る感情がもののみごとに言葉に乗っている。
耳にするだけで自然と涙がこぼれる。

驚いた。
役所さんとの名優共演相乗効果?


所作に表情に内面の深みをエモーショナルに映し出した両俳優の美しさが素晴らしい。


どちらかというと武の方にウェイトが傾いていた檀野庄三郎は、
文机を前に自分に向き合い死を見つめてきた戸田秋谷との交流を重ねるうち文武両道のバランスが均衡になってゆく。

お互いにとっての基盤となる3年間は、秋谷にとって救いになったことだろう。


カナカナカナ…と鳴く蜩(ひぐらし)を愛でて静かな日暮らしの先に辿り着く戸田秋谷の覚悟。

若い頃の記憶を語りあえる友のかけがえの無さ。
大事にすべき繋がりの輝き。

良縁・悪縁合わせて人の道。

揺るがず騒がず心を整えて、
豊かに凛々しく逞しく『義を見てせざるは勇無きなり』を体現した大きな存在感は藩はもとより戸田秋谷に関わったすべての人の礎となる。


『歴史を鑑とすべし』

この訓戒は、今の首相にこそ観てほしい。



・家譜編纂に潜む秘密のくだりが説明調で分かりにくく、油断すると眠気が襲う。

・命を断つ道しか残さない結果ありきに見える。

この2点だけ心に引っかかりを残したものの、
総じて味わい深い静謐が身体を満たしてくれた。

たしかな見応えを受ける時代劇。



監督:小泉堯史

出演:役所広司、
   岡田准一、堀北真希、
   吉田晴登、
   原田美枝子、
   青木崇高、
   寺島しのぶ、
   三船史郎、
   井川比佐志、
   串田和美 ほか

上映時間:129分



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