クロニクル : Akira's VOICE

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捨て置けない面白さ。

「クロニクル」　Chronicle

・デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン他

超能力を手に入れた高校生3人組が次第に暴走してゆく物語。

ファウンド・フッテージで描く。
・・・撮影者が行方不明になり第三者に発見された (found) 未編集の映像 (footage)設定。フィクション。

森の穴が気になる。

周囲に影響及ばさない特殊な被爆？

アメリカンティーンエイジャーらしい何というかこう・・・シンプルな顛末。

筋書きは普通だが、
「アメイジング・スパイダーマン2」で注目を集めたデイン・デハーンが今作でも強い印象を残す。

親思いが認められない悲しみと孤独を抱えるアンドリューの苦悩。
居場所を無くした末の暴走が切ない。
哀愁全開。

なんとか止めようと奔走する従兄弟のマットも良かった。

父親に見捨てられてヤケッパチになるアンドリューの終盤が見どころ。

特撮がスゴい！

思わず興奮した。

大友克洋『AKIRA』の影響が随所に！

空中バトル。
崩壊する街並。
キレる少年！

SFヒーローものにファウンド・フッテージ合うね。

日常に出現する異次元パワーのワクワクとコワさがうまいこと伝わる。

惹き付けられる。

「クロニクル」の各国版を作ったらお国柄が出て面白いシリーズになりそう。

イタリア：能力を使ってプレイボーイ道まっしぐら。
フランス：現代芸術家が増えまくる。
イギリス：引きこもって悩みまくる。

こっそり徳を積んで、人様に迷惑をかけない話も是非。

階段を前にした車椅子を見つけて柱の影から支援。浮かせて運ぶ。
歩道の段差をアルミ缶数百個クラッシュさせてスロープ作ったり。

わぁ、妄想が止まらんよ。