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103分間の生徒体験。
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 名画座にて。



朝井リョウによる青春小説を映画化。



部活をやめただけで波紋起こすなんてスゴいな。

高校生で恋愛なんて裏山けしからん。

野球部のキャプテンにエール。

映画部の武文いいね。助監督に向いていそう。


沙奈へのビンタが痛快。


実果と風助が幸せになってほしいな。


幾人かの視点で繰り返す金曜日で幕を明け、映画部と吹奏部の一体感をクライマックスに、ちょっぴり切ないエピローグで締める。


エンドクレジットは8mmフィルムに刻まれた映像を流してほしかったな。


主題歌が少し耳にうるさく感じた。


原作は"新しいな"という感想に留まる程度だったが、懐かしさと寂しさ漂う空気感が支配する映画は心に入ってきた。


四角四面の閉鎖的な学校内で日々、生まれては消えを繰り返し、
連綿と続いてゆく普遍の複雑な人間関係。

絡まない視線。
空中で霧散する気持ち。
夢を見て夢やぶれ。
嫉妬。
プチ幸福。
イライラ。
無垢な笑顔。
ほとばしる汗。
悔しさ。

ほとんど成就できず行き場を失うあらゆる感情。

それでも生きていかなくちゃならない現実。


それは学校内に限らず、どこの現場でも抱えることになる人間の本質。


無意識に役を演じ、
型にハマってしまう生活に気付いて抜け出した桐島。


宏樹の涙はきっと、
流され続けていた"今"に目覚めた証なのだろう。


8mmフィルムを通して、みんなとは違った景色を見ていた前田君。

純真さと達観を併せ持って、しっかり生きている姿が印象的。

『キツツキと雨』同様、
ゾンビは"生きたい象徴"やね。
残酷と美しさを発散する"青春"そのものにも見える。


神木隆之介が好演。

儚さと人当たりのやさしい存在感は彼ならでは。


折り重なる生徒たちの物語から浮かび上がるのは、
『誰しもが持っている桐島化の要素』

良い悪いではなく、それが普通。

陰にも陽にも転がるし、何も起こらない可能性もある。


その、モヤモヤは抱え続けるものだとしても、
息が詰まるほどの物悲しさじゃなく、
未来を感じさせる解放を与えて、
彼らの笑顔で終わらせてほしかったと思う。

希望が欲しいよ。映画なんだもの。


いや、でも見返すと腑に落ちるかもしれんな。

再見したい。

何度も触れたいと感じる世界感。

くっきり鮮明なBlu-rayより、
ざらつき感のあるDVDで観たい映画。

ビデオでも良い。

粒子が見えるほうが、よりドキュメンタリー性を帯びて、
身近感を味わえそうな気がする。

その意味では、
1スクリーン、90席のミニシアター鑑賞は最適だった。






監督:吉田大八

出演:神木隆之介、
   橋本愛、
   東出昌大、
   大後寿々花 ほか

上映時間:103分



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