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「ココ・シャネル」
「シャネル＆ストラヴィンスキー」
「ココ・アヴァン・シャネル」 Coco avant Chanel
・オドレイ・トトゥ，ブノワ・ポールヴールド，アレッサンドロ・ニヴォラ 他
タバコ止めようよ。
出火の原因にもなるし，服に匂い付くし・・・。
実際にシャネルさん，愛煙家だったそう・・・
断片的かつ展開が早い。
抑揚がなく，やや退屈。
でも，主演女優のおかげで見入ってしまえる。
媚びず飾らず知的な女性に似合っていたオドレイ・トトゥ。
依存しない自立精神が素晴らしい。
魅力に惹かれる男性たちが，
彼女の才能を開花させていったのかな。
悲恋はピアフに重なる。
「ココ・シャネル」 Coco Chanel
・シャーリー・マクレーン，バルボラ・ボブローヴァ，マルコム・マクダウェル 他
男社会の背景に，
惹かれた男と恋をしながらも溺れずに，
自立への思い強く前向きに進み続けるシャネルの歴史を，
過去と現在の配分巧く丁寧に展開され，なかなか良かった。
若き日のシャネルを演じたバルボラ・ボブローヴァが，
華やかさには欠けるもクラシックな美しさで印象に残る。
現在のシャーリー・マクレーンになってがっかりするほど。w
ただ，バルボラの演技が凡庸というか，
感情表現に乏しくて，ちょっと冗長。
そこだけ残念。
シャネルは，プライド高く知的で素敵な女性。
ってゆうか，ヒゲ男のアホ！
機能的でエレガントなシャネルデザインの魅力も伝わった。
「シャネル＆ストラヴィンスキー」 Coco Chanel & Igor Stravinsky
・アナ・ムグラリス，マッツ・ミケルセン 他
ストラヴィンスキーの音楽を気に入ったシャネルが，
彼とその妻子を別荘に住まわせる。
やがて，一線を越え・・・
フェルメールの絵画「窓辺で手紙を読む女」に似ている
ストラヴィンスキーの妻は心労に苦しむ。
そりゃそうだ。
「007カジノロワイヤル」悪役ル・シッフルを演じた
マッツ・ミケルセンがストラヴィンスキーを。
音楽家に見えなかった・・・
繊細さが皆無で，ただのエロい親父にしか・・・
シャネルはシャネルで
身勝手な淫乱な人にしか見えないし・・・
だいたいベッドシーンが多過ぎる。
官能的でもなく，品の無いメロドラマでしかなかった。
互いに惹かれ合う様子が浅くて，全然，共感できない。
心の揺れ動き，葛藤が表面的。
リズムが無い物語も退屈。
香水のくだりなんて，完全に添え物。
監督のエロさが伝わるDVD特典のメイキングが面白い。w
ファッションと美術は印象に残る。
黒を基調とした家が好き。
あと，シャネルを演じたアナ・ムグラリスが素敵だった。
顔立ちは，椿鬼奴とケイト・ブランシェットを足した感じ。
DVD特典のインタビューが良い。
かっこいい。
〜 〜 〜 〜〜 〜 〜 〜 〜〜
「ココ・アヴァン・シャネル」
・主演女優のファッションが見どころ。
物語はラブストーリーに重点を置いた要約版といった印象。
「ココ・シャネル」
・回想形式で綴る不屈の半生は，ドラマに落ち着きがあって好き。
「シャネル＆ストラヴィンスキー」
・中身は低俗でも，主演女優は上の2本よりもハマっていた。
この3本をミックスしたら，
秀作なシャネルのドラマになりそう・・・。
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コメント
コメント一覧 (2)
アナ・ムグラリスのやつ無理でしたか。。 ざんねん。
シャネルは綺麗事じゃ描けないので、これは最大限のアートに仕立てた作品だと感じました。
無理では無かったんですが，
ベッドシーンが邪魔してるなぁと思いました。
直接に見せなくても間接的に官能を演出してほしかった。
シャネルは波瀾万丈なだけに，
どこを切り取るか難しいですよね。
三者三様の作品3本でした。