舞台構成の巧さがスクリーンに見入らせる!
横山秀夫 原作小説の映画化。
監督は,「魍魎の匣」の原田眞人。
出版当時に読みました。
5年経った今でも印象に残っています。
タイトルの意味は,
登山時に感じる興奮状態。
1985年8月12日,
乗客乗員524名を乗せた日本航空123便が,
群馬県の御巣鷹山に墜落。
一報が入った北関東新聞社は,瞬時に喧噪に包まれる。
頭の固い上司,
憎たらしい販売部,
エロ社長との対立を挿みながら,
チェック,ダブルチェックの紙面作りの切磋琢磨が,
舞台劇のように気が抜けない演出で,かなりの見応え。
スクープのくだりに興奮。
演技と感じさせない熱演を見せる
全ての俳優が素晴らしい。
実在の人間として画面に生きており,
役者である事を忘れさせた。
信頼の置ける悠木和雅(堤真一),
フットワーク軽い佐山達哉(堺雅人),
仕事の覚悟を滲ませる「殯の森」 玉置千鶴子(尾野真千子),
等々力部長(遠藤憲一)らがかっこいい。
ただ,
一歩づつ確実に昇ってゆく山登りのような紙面作りに,
クライマーズハイを感じ,
映画を堪能できた反面,
安西との友情,悠木親子のドラマは蛇足気味で中途半端。
社長との確執は削除してもよかったのでは・・・。
辞表の後が知りたい。
現代パートは最初と最後だけで十分だと思う。
未曾有の大惨事の背景を支えるはずの,
絆のドラマがなにも響いてこなくて,
そこだけが惜しいと感じた・・・。
監督:原田眞人
出演:堤真一,堺雅人,
尾野真千子,
堀部圭亮,マギー,
でんでん,中村育二,
遠藤憲一,螢雪次朗,
高嶋政宏,小澤征悦,
山崎努 ほか
上映時間:145分
・ 公式サイト
★ ポチッと。。 →
★ NHKドラマ版

横山秀夫 原作小説の映画化。
監督は,「魍魎の匣」の原田眞人。
出版当時に読みました。
5年経った今でも印象に残っています。
タイトルの意味は,
登山時に感じる興奮状態。
1985年8月12日,
乗客乗員524名を乗せた日本航空123便が,
群馬県の御巣鷹山に墜落。
一報が入った北関東新聞社は,瞬時に喧噪に包まれる。
頭の固い上司,
憎たらしい販売部,
エロ社長との対立を挿みながら,
チェック,ダブルチェックの紙面作りの切磋琢磨が,
舞台劇のように気が抜けない演出で,かなりの見応え。
スクープのくだりに興奮。
演技と感じさせない熱演を見せる
全ての俳優が素晴らしい。
実在の人間として画面に生きており,
役者である事を忘れさせた。
信頼の置ける悠木和雅(堤真一),
フットワーク軽い佐山達哉(堺雅人),
仕事の覚悟を滲ませる「殯の森」 玉置千鶴子(尾野真千子),
等々力部長(遠藤憲一)らがかっこいい。
ただ,
一歩づつ確実に昇ってゆく山登りのような紙面作りに,
クライマーズハイを感じ,
映画を堪能できた反面,
安西との友情,悠木親子のドラマは蛇足気味で中途半端。
社長との確執は削除してもよかったのでは・・・。
辞表の後が知りたい。
現代パートは最初と最後だけで十分だと思う。
未曾有の大惨事の背景を支えるはずの,
絆のドラマがなにも響いてこなくて,
そこだけが惜しいと感じた・・・。
監督:原田眞人
出演:堤真一,堺雅人,
尾野真千子,
堀部圭亮,マギー,
でんでん,中村育二,
遠藤憲一,螢雪次朗,
高嶋政宏,小澤征悦,
山崎努 ほか
上映時間:145分
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コメント
コメント一覧 (16)
やっぱり原作を読んでいると物足りないと思う部分はありましたです。
でも映画ならこれが限界とも思います。
原作読んでなければ良い映画として
堪能できたのではないでしょうか?
親子の絆は見たかったですけどね・・・
親子の絆に,原作では感動したのに,
かなり弱かったですね。。残念。
でも,それ以外は見応えあって良かった!
原作、よさそうですね。
映画は、社長との確執とか、息子とのいきさつなど、あまりしっくり来ない部分が多かったので、家に帰ってから、すぐにでも読もうと思ってしまいました。
まだ、本棚に閉まってあるので、早速読みたいです。
本当は社長の息子?だったの?と思っちゃったのですが・・・
時間の制約のある映画だから、捨取選択が難しいですよね。
まっでも、私はかなり引き込まれて観ました。
なんつーか、衝撃感がありました、あの職場も、あの未曾有の事故も。
役者さんは、みんな上手かったです。
脇のドラマが散漫で,もったいなかったですね。
社長の下品さだけが目立っちゃっている・・・。
原作,ぜひ!!
>あんさん
中途半端な部分も許せてしまう見応えがありました。
文句を言いつつも好きな映画です!
役者さん達,素晴らしかったですね。
別の記事をTBしてしまい申し訳ありません〜。
原作がとってもよかったですよね。
だから悠木親子部分がちょっと気にかかってしまいました。
また、悠木のあの後も原作未読の方は気になるところだと思います。
神沢の言動によって墜落現場の悲惨さが充分に伝わってきましたね〜。
彼に借りた原作本まだ読んでないんです。
でも、AKIRAさんの「ぜひ!」に今週末一気に読みたいと
思います。。。映画は堤さんを堪能しました(^^)
新聞社も大変ですねぇ。。。
悠木が堤真一さんのおかげで魅力ある存在なんだけど,
背景の描写がいまいち深みに欠けて,
人物を盛り上げていませんでしたね。。
神沢の心労,痛いほどに伝わりました。
>アンナさん
新聞社ってよっぽどの覚悟が必要な仕事ですね。
昔と違って今はインターネットのおかげで,
あそこまでの緊迫感は薄まったのかなぁ。
緊張感のある良質のドラマでしたが、
親子の絆はパっとしませんでしたね。
個人的には、昔、NHKドラマで放映された「クライマーズ・ハイ」が大好きです。
ドラマ版は未見なのです・・・汗
今度まとめて借りてみます!
この映画を観て23年前の大惨事を思い出したとともに、この映画の原作を読んでみたくなりました。
また、この事故の原因がはっきりしていない旨の事がテロップに流れていましたので改めてこの事故の内容が知りたく、いろいろと書物を探しました。当初、生存者が4名以外にもいたとか、米軍の救助を断ったとか、知らなかった(忘れてしまっていた)事がわかってきたところです。本当に怖い事故です。
まだ原因がわかっていないなんて驚きでしたね・・・.
こんな事故は二度とあってはならない!
犠牲に遭われた方の冥福を祈ります。
コメントはおひさです(汗)
原作は未読だし、TV版も未見だし、映画版だけ観て結構面白かったので、逆にTV版が見たくなりました(笑) キャスティングの比較も楽しめるようで^^ 原作は時間を見つけて読んでみたいと思います。 未だに事故の真相が明確になっていないとはなんともはや・・・。
原作お勧めです!! ぜひぜひ。
ドラマ版が好評なので,めっちゃ気になっています。
レンタルされているのかなぁ。
というか再放送してほしい。。^^;
これは本も読んでいたので、
細かい部分の違いを見てしまうと
色々頭の中を堂々巡りするのですが。
設定が違う分ねこれはこれでうまくまとめたと
思ったりしました。
ドラマ版を私も見たことなくて
佐藤浩一さんの評判が良いですね。
私も見てみたいです。
うまくまとまっているのに,
あと一歩の押しが弱くて,残念な部分がありました。
リンクありがとうございます。
こちらからも,させて頂きました!
http://plaza.rakuten.co.jp/rakubloger/linklist/