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「あるいは裏切りという名の犬」
「アモーレス・ペロス」
「トンマッコルへようこそ」


「あるいは裏切りという名の犬」  36 QUAI DES ORFEVRES

・ダニエル・オートュイユ,ジェラール・ドパルデュー,ヴァレリア・ゴリノ 他




二人の刑事の対立を描く。

フランス版「インファナル・アフェア」

格調高いフィルムノワール。

意表を突く看板泥棒の真相から,
アッと声を出す幕切れまで,
印象に残る場面と台詞がいっぱい!

見せ方も巧く,画面に見入る。

韓国語にも似た哀愁を帯びるフランス語も良い。

レオとドニの行動が短絡的で子供っぽい。
その単純さにツッコミを入れそうな思いを,
二大名優の渋い演技がカバー。

大人の色気全開!

親友時代の過去に,カミーユを巡って恋愛バトルがあったんだろうなと
推察させる余白がストーリーに深みを与える。


ハリウッドでリメイクの話があるそうな・・・
「ディパーテッド」のようにはならないでほしい・・・



「アモーレス・ペロス」  AMORES PERROS

・ガエル・ガルシア・ベルナル,エミリオ・エチェバリア,
 アルバロ・ゲレロ,バネッサ・バウチェ 他




「バベル」 のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督のデビュー作。


ひとつの事故が引き金となって三つ話が交錯するドラマ。

二時間半・・・

長いし,テンポも悪いけれど,
眠くならずに引き込まれる構成&演出力は見事。

過酷な試練を与えられる人間達の三つのドラマは,
自分のしたことの結果,自業自得なケースもあり,感情移入は出来ない。

だからこそ,俯瞰,第三者的位置で冷静に推移を見守る事が出来た。

余韻に満ちた「ダニエルとスサナ」の結末が印象に残る。


強い生命力が輝いたときに,人間は過ちに気付く。


タフな二頭の犬「コフィとリッチー」が裏チャプター。


完成度は高いものの,中途半端な突き放し方と,
愛・人生についてのメッセージがいまひとつ。



「トンマッコルへようこそ」  WELCOME TO DONGMAKGOL

・シン・ハギュン,チョン・ジェヨン,カン・ヘジョン 他




韓国の2005年度興行成績第1位。

朝鮮戦争を背景に,山奥の村に迷い込んだ兵士6人の心の変化を描く。

音楽は久石譲が担当。 よく聴くメロディ・・・


攻撃的&無抵抗,悪意と無垢,純粋。

桃源郷のように平和な村に敵対する兵士がウルルン滞在記。

両者の対比,ギャップをあたたかいユーモアで見せる。

ファンタジー,幻想的な映像が多くて自然と優しい気持ちに。

計算が見える部分もあるけれど,好き。


「帰○なら○○○ゃいいのに」の言葉に涙・・・


日本映画から受けた影響も垣間見える。

「スウィングガールズ」 猪バトル
「七人の侍」 守る


娯楽として楽しませつつ,
気が付けばしっかりと反戦を訴えられている構成も巧い。


良い映画なのに,タイトルが掴みのインパクトに欠ける。
そこがもったいない。



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