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シンプルでも奥深いラブストーリー。
ain4.gifでがんす。


 一分(いちぶん)= 一身の面目。一人前の人間としての名誉。体面。


山田洋次監督による藤沢周平3部作のラスト!(続きものではありません)


妻の加世と,中間の徳平の三人で暮らしている三村新之丞は,
ある日,藩主の毒見役をつとめる最中,食中毒にあたり失明してしまう。

 ここ「大丈夫です」じゃなくて,すぐ異変を伝えないと!

絶望した彼にかける妻の言葉に涙。

淡々とした中にも優しさを感じる夫婦のドラマに
何度も目頭を熱くさせられました。


三村新之丞役の木村拓哉さんは,そのまんま。

方言は現代語っぽいし,独特の軽快な台詞回しも変わらずで,
あれ?と冒頭にちょっとだけ違和感を覚えるも,
画面を満たす存在感はさすが。

後半,木刀を手にしての稽古では,
気圧される凄みを目の当たりに。

 師匠もかっこいい。

加世を演じた壇れいさんも素敵でした。> 檀ふみさんとは無関係。

清楚!

所作の全てが美しい!


その女性を酷い目にあわす島田ってば,ほんまにもう・・・

思慮を欠いた軽率で愚かな行動の加世,
適切な助言をしなかった賢くない親戚,
人を騙し利用する島田の卑怯。

それらが収束してゆく河原での決闘は,いまいち迫力が弱い。

主観視点にして,真っ暗の画面で音だけにすると
怖さや覚悟が伝わったように思います。


人間ドラマはもちろん,
衣装,セットなど細部にこだわった職人芸が冴える中で,
幾つか散りばめられたユーモアの要素も印象に残る。

詳細は書きませんが,「殺意」には爆笑。^^

はらはら舞う落ち葉は,ちょっと不自然。


ストーリー展開は,時代劇によくあるもので先読みが容易。

全編を通して描かれる,
主人公の若夫婦の互いを思う気持ち,愛の形を通して,
離婚率の多さ,深刻化するイジメ,自殺者の増加など
道徳的な卑怯が蔓延している現代社会へのメッセージ性が浮かび上がり,
垣間見えるものの,説得力には欠け,胸の奥までは響いてこない。

ふりかかる困難への葛藤が弱く,
あっさり解決するから物足りない。

だけども,
静かな生きるエネルギーで満たされた世界観と,和の音楽は心地良く,
慎ましくも,たしかで大きな愛を抱く夫婦が辿り着く
支え合って生きてゆく決意に至る場面に自然と感動。

あたたかい余韻の結末が好き。


若夫婦を陰ながらしっかりと支える徳平も味があり印象に残りました。



監督:山田洋次

出演:木村拓哉,檀れい,笹野高史,
   赤塚真人,大地康雄,
   桃井かおり,緒形拳,坂東三津五郎 ほか

上映時間:121分


・・「隠し剣 鬼の爪」

・・「たそがれ清兵衛」



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★ 原作
「盲目剣谺返し」を収録
416719239X隠し剣秋風抄 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋 2004-06

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