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グエムル−漢江(ハンガン)の怪物− に参加中!
社会派の怪獣映画。
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ソウルの中心を流れる「漢江(はんがん=川)」に,
現れた怪物によって娘をさらわれてしまったパク一家。

救うため,バラバラだった家族が立ち上がる!


監督は,傑作サスペンス「殺人の追憶」を生み出した韓国の奇才ポン・ジュノ。


巨大生物誕生の原因から始まるオープニング。

タイトル,ドーン。

だめ親父のカンドゥを始め,パクさんファミリー紹介。

川に人だかり。

じらさず,すぐに姿を見せる怪物!

悪夢になる日常!

めっちゃ怖い幕開け!

見事なつかみです。

素早い動きで,容赦ない暴動に衝撃。

形は,カエルと魚を足した感じ。

気持ち悪いです。
フィギュア欲しくなりません・・・


合同葬儀のシーン,
感情豊かな行動がおかしくて思わず笑う。

不意のドロップキックに爆笑。。

このようなユーモアが全編にあります。

極限状態に置かれた人間の滑稽な姿,
鈍臭い様子が,物凄く人間味に溢れていて,
親近感を覚え,感情移入。

普通の家族,見た目は全くかっこよくないのに,
真剣に相手に立ち向かう様子を見守っていると,
いつの間にか,ヒーローに見えてくるから不思議。


人生を立ち止まっていたカンドゥが,
命がけの緊急事態を経験し,
ダメダメを払拭,愛情と父性を取り戻す。

だらしない親父から,
頼もしく優しい父親へと変わる男を演じたソン・ガンホ。

さすがに名優。 巧いなぁ
自然な熱演で見入ってしまう。

ナミル(弟)は,家族を思う気持ちが芽生え,
ナムジュ(妹)は,自信をつかみ,
三人のお父さんヒボンは,子供に未来を託す。

そして,カンドゥの娘ヒョンソは健気で凛とした女の子。
キャーキャー叫ばず冷静に事態を見つめ,
希望をバトンしてゆく行動に感涙。


逞しい市井の人達の視線で描いた怪獣ものって初めてかも。


そこに,政治批判を風刺たっぷりに散りばめ,
反米の感情もミックスし,
社会派にもなっていて見応え!

大きな災害の前では,市民は無力。

国家の決断はときに残酷な結果をもたらす。

それでも私たちは生きているんだ!

怪物は,そんな思いの象徴なのかな。


批判だけじゃなく,国&人間への愛も感じさせてくれる。

あたたかい雰囲気で締めるラストシーンが好き。


ただ,前頭葉ほんとに取っちゃったの? 大丈夫?
汚染の人的被害はどれほど?

弟と妹は無事なの?

カンドゥは無敵?

などの引っかかる?が幾つかあって,
感動をする反面,すっきりしない後味・・・

そこだけが消化不良でした。



おじいちゃん「腹が減ったのう」
おじいちゃんの息子「あいつが狩りに行ってから三日も食べてないからね・・・」
おばさん「お待たせ! 改造アーチェリーで仕留めてきたよ大物を!」
娘「わー,何これ見た事ない怪獣ー!」
おじいちゃん「よーし,みんな食べるぞー!」

 ※映画の内容とは関係ありません。



原題:怪物:THE HOST(英題)

監督:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ,ピョン・ヒボン,パク・ヘイル,
   ペ・ドゥナ,コ・アソン 他

上映時間: 120分


公式サイト


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▼ 小説
グエムル(怪物) 小説


4791702085ユリイカ2010年5月号 特集=ポン・ジュノ 『ほえる犬は噛まない』『グエムル』そして『母なる証明』・・・韓国映画の若き旗手のすべて
ポン・ジュノ 黒沢 清 斎藤 環 渡邉 大輔 東 浩紀 飛 浩隆
青土社 2010-04-26

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