事実以上の驚きは無い。
でも，響くメッセージは胸に刺さる。
1972年ミュンヘンオリンピックで起きたイスラエル人選手殺害事件を映画化。
命を奪うシーンが生々しい。
怖い。
ピリピリとした緊張感，ドキリとする場面と，
食事＆会話で落ち着かせる緩和。
この連続を通して力強い問題提起を浮かび上がらせる二時間半。
様々な欲望の描写が印象的。
全ての配役が素晴らしい。
報復行為をするうちに，悪しき連鎖が始まり，仲間の死を経験。
自らの身の危険を感じてやっと葛藤するアブナー。
苦悩が遅い！
悟った彼の言葉。
ラストシーンが鮮烈。
結末への持って行き方がちょっと弱く感じましたが，
久々，社会派のスピルバーグ本領発揮。
流石の見応え。
人が人を殺す姿は醜い。
もう血は流さないで。
武器を持たないで。
平和になろうよ。
原題：MUNICH
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：エリック・バナ，ダニエル・クレイグ，キアラン・ハインズ，
マチュー・カソヴィッツ，ハンス・ジシュラー，ジェフリー・ラッシュ 他
上映時間：164分
・公式サイト
★ 参加しています。 ご協力頂ければ嬉しいです！ →
でも，響くメッセージは胸に刺さる。
1972年ミュンヘンオリンピックで起きたイスラエル人選手殺害事件を映画化。
命を奪うシーンが生々しい。
怖い。
ピリピリとした緊張感，ドキリとする場面と，
食事＆会話で落ち着かせる緩和。
この連続を通して力強い問題提起を浮かび上がらせる二時間半。
様々な欲望の描写が印象的。
全ての配役が素晴らしい。
報復行為をするうちに，悪しき連鎖が始まり，仲間の死を経験。
自らの身の危険を感じてやっと葛藤するアブナー。
苦悩が遅い！
悟った彼の言葉。
ラストシーンが鮮烈。
結末への持って行き方がちょっと弱く感じましたが，
久々，社会派のスピルバーグ本領発揮。
流石の見応え。
人が人を殺す姿は醜い。
もう血は流さないで。
武器を持たないで。
平和になろうよ。
原題：MUNICH
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：エリック・バナ，ダニエル・クレイグ，キアラン・ハインズ，
マチュー・カソヴィッツ，ハンス・ジシュラー，ジェフリー・ラッシュ 他
上映時間：164分
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 | エドワード・W.サイード 岩波書店 2005-08 売り上げランキング : 20,379 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 経済学史―学説ならびに方法の諸段階 パレスチナ新版 見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行 「敗者」の精神史 (下) イスラエルとパレスチナ―和平への接点をさぐる |
ミュンヘン
上映時間 2時間44分
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 エリック・バナ ダニエル・クレイグ キアラン・ハインズ マチュー・カソヴィッツ ジェフリー・ラッシュ
「シンドラーのリスト」「プレイベート・ライアン」でアカデミーをとったスピル...
1972年の9月5日、ミュンヘンオリンピックの最中。
パレスチナゲリラ "黒い九月（ブラックセプテンバー）によるイスラエル選手団襲撃事件が選手村で起こる。
結果、選手、コーチを含めた11名が全員死亡した。
これに対抗して、イスラエル....
「おはよう、アヴナー君。今回の君の使命だが、11人ばかりパレスチナ人を殺してもらう。君もしくは君のメンバーが捕えられ或いは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで」。というわけでスパイ大作戦ｉｎイスラエルの始まり始まり。
エンドロールが流れ始めてもあたし、暫く席を立てなかったわ。
強烈な虚脱感に襲われた、というか茫然と何も考えられない状態のまま出口に向ったのを記憶しているわね。
公開初日に友達と観に行ったのだけれど、シアターを出て数分間はお互い....
コメント
コメント一覧
いうところが強そうですね。憎しみの応酬からは
悲劇だけですか。ちょっと島国の我々には
わかりづらく、理解しがたいところがあります。
復讐チームが生まれ、変化していく様は
非常にリアリティがあります。
Ｐ．Ｓ ＴＢの掃除お願いしま〜す。
悪くは無かったんですが、ムッチャ良かったわけじゃなく、ボチボチって感想の映画でした。
お互いに報復しあってても、終わりが無い事は誰でも判ってるはず、スピルバーグでも答えだせないんだよねぇ・・・
TBありがとうございました。
平和な国、日本に住んでいると、「平和になろうよ〜」って呼びかけたい気持ちですよね。
どうしていつまで戦いを続けるのか、こういう映画を見るたびに無力感にさいなまれます。
人が変わってゆく様子に真実味があって，
非情に怖かったですね。
本当に頬が痩けてましたし。。
＞はっちさん
ずしんと響くものは無かったんですが，
重厚な映画を体験させてもらえました。
＞ミチさん
本当です。
手遅れになる前に・・・
ブログへコメントありがとうございました。
jamsession123goにも今一相性の悪い映画でした。
まさに、Akiraさんがおっしゃるように、
＞事実以上の驚きは無い。
＞でも，響くメッセージは胸に刺さる。
ですね。
もうちょっと，おぉ〜と唸りたかったです。。
自分たちの命が危なくなってから
やっていることの重大さに気付くの
は確かに遅いですよね。
あの娘があのまま首謀者と吹き飛
んでいたら、彼らはあそこで辞める
ことができたのかと考えてしまいま
す。
重たい。余りにも重たい作品でした。
この事件について知らなかった私は、ドーンとやられながらも知る事ができて良かったと思いました。
人間というのはそういうものなのかもしれませんね。
自分の身に降り掛からないと考えが及ばない。
東横インの社長みたく・・・
＞隣の評論家さん
知らなかった事を教えてもらえる深い映画でしたね。
トラックバックありがとうございます。
これだけの重さながら、ちゃんとサスペンスを織り込むあたりがスピルバーグの老練さでしょうか。今までと違う、今回は新たなターニングポイントとなる作品なのかもしれません(^^ゞ
TBではご迷惑お掛けしてすみませんです・・・
恥ずかしながら、ミュンヘンオリンピック事件もイスラエルとパレスチナの関係問題も知らずに観てしまいました・・・
でも、スピルバーグのいいたいことは分かったつもりです
事件を知らなくても、掴める何かがある映画で良かったと思いました
道のりは遠いけどいつか世界平和が訪れるといいですね
重さをそれと感じさせない手腕は見事ですね。
＞さわわさん
人間が存在する限り遅すぎる事はないと思います。
LOVE & PEACE !!
スピルバーグの見せ方にはホント感動しました
実際あった事件だからこそ怖いですね
実話の重みがありましたね。
こういう、平和の大切さを説く映画が最近増えてきていると思うのですが、これも９．１１以降のギスギスした世相へのメッセージなのかもしれないですね。
こういう映画を作る監督がいて、それを支持する観客がいる、そういう事実に少しほっとします。
本当ですね。
平和を求める人がいるのに，
争いを起こそうとする人もいるのは悲しい・・・
爆破シーンは、真剣に怖かったです(^o^;;;。殺されて行く仲間との関係が、「アンタッチャブル」程密なものでは在りませんでしたが、その事が余計に暗殺チームのメンバー達の孤独感＆恐怖感を増幅させている様な気がしました。
それと、不勉強ながらエリック・バナ氏をこの作品で初めて知りました。その気は在りませんが（笑）、何ともセクシーさを感じさせる役者さんですね。元々はコメディアン出身という事ですが、これから注目したい人物です。
これからも宜しく御願い致します。
なんとも心が寒くなる、怖い映画でした。
民族問題ゎムツカシぃですね。
たとえどんな背景があろうと、
ひとを殺めるコトだけゎ賛同できません。
過去をゆるし、水に流すコトから始めなければ解決するコトゎないでしょうね。
エリック・バナ渋いですね。
「トロイ」がお勧めです。＾＾
＞Sammyさん
過去を認めて，そこから歩んでいかなければ，
平和は訪れないでしょうね。
真剣にその道を現実化してほしいものです。
この映画、良くも悪くもスピルバーグらしい社会派映画になっていましたね。重い割りにとても見易い映画でした。
お久しぶりです。＾＾
硬派の中に映画的な面白さを散りばめて
しっかりエンターテイメントしてるのは，
流石スピルバーグでしたね。
平和になろうよ。と語りかけたくなる映画でしたね。
アヴァーにとって、悪夢を見ないですむ日が来るのでしょうか？
殺し、報復し、そうした悲劇の連鎖が今にいたるまで続いている世界。
悲しい世の中です。
TBさせて頂きました。
がらっと変わってしまった生活を，
元の穏やかなものに戻すのは
なかなか難しいでしょうね・・・
＞aquiraさん
人間って愚かですね・・・
平和こそ何より大切なのに。
とにかく、最初に、こういうテーマであるにもかかわらず
きちんと「映画」になっている事に驚きました。
内容的にとてもバランスが取れているように感じます。
でも、それも日本人として、でしょうが…。
でも、でも、今現在の問題として、認識するだけでも
違うと思いたいです。
スピルバーグならではの演出で凄い緊張感でしたね。
世界を見定める正しい目を持っていたいです。