冒険活劇反戦映画。
樋口監督と福井晴敏さんの出会いから始まった映画化を前提とした企画が遂にフィニッシュ。
（ 完成までの紆余曲折は対談集「ローレライ，浮上」に詳しいです ）
良すぎるくらいのテンポで最後まで突っ走り楽しい映画体験でした。
第三の原爆を阻止する「イ507」の乗組員たちの男気が胸を打つ！
他者を思う気持ちの権化となった少女の存在が未来を希望の光で満たしてくれる！
戦争アクション映画であると同時に海洋冒険もののような興奮も味わえました。
潜水艦「イ507」がカッコイイ！
長年扱ったものには生命が宿ると言いますがまさにそれ。
生きているように躍動し海中を突き進む勇姿が頼もしい。
位置関係や、その場の状況が瞬時に伝わり危機を脱してゆく戦闘シーンの迫力が凄い。
スクリーンから滲み出るほどに響く艦長と大佐の魂のぶつけ合いも見応え十分。
ただ、取って付けたようなラストシーンがいきなり「はい終わりです」と突き放されたようでせっかくの余韻が台無し・・・。
小説版のように生きる意志と希望に満ちた素敵なラストにしてほしかったなぁ。
最初の方、各人物に思い入れが無いまま出航してしまうのもどうかと思った。
せめて主要人物だけでも出航前に1ドラマ見たかった・・・
戦場の緊迫感が無い。
などの不満もありますが嫌いじゃないです。
娯楽に徹しながらも一度観て終わりじゃない何度触れても熱いドラマが確固とした意志を持って力強く生きた人間たちの素晴らしい物語が大いなる熱意で描かれていて胸を打ち、争いという過去の上に平和の中で生きている終戦60年の重さ、世界唯一の被爆国に住む自覚などが鑑賞後、思考となって沸き立つ樋口版「ローレライ」。
監督：樋口真嗣
出演：役所 広司、妻夫木 聡、香椎 由宇、
柳葉 敏郎、堤 真一、石黒 賢、
國村 隼、佐藤 隆太 ほか
上映時間：2時間8分
・小説「終戦のローレライ」の感想
・対談集「ローレライ，浮上」の感想
★ プレミアムエディションの感想
★ 画コンテ！
★ 樋口監督と言えば！
★ 参加しています。 ご協力頂ければ嬉しいです！ →
樋口監督と福井晴敏さんの出会いから始まった映画化を前提とした企画が遂にフィニッシュ。
（ 完成までの紆余曲折は対談集「ローレライ，浮上」に詳しいです ）
良すぎるくらいのテンポで最後まで突っ走り楽しい映画体験でした。
第三の原爆を阻止する「イ507」の乗組員たちの男気が胸を打つ！
他者を思う気持ちの権化となった少女の存在が未来を希望の光で満たしてくれる！
戦争アクション映画であると同時に海洋冒険もののような興奮も味わえました。
潜水艦「イ507」がカッコイイ！
長年扱ったものには生命が宿ると言いますがまさにそれ。
生きているように躍動し海中を突き進む勇姿が頼もしい。
位置関係や、その場の状況が瞬時に伝わり危機を脱してゆく戦闘シーンの迫力が凄い。
スクリーンから滲み出るほどに響く艦長と大佐の魂のぶつけ合いも見応え十分。
ただ、取って付けたようなラストシーンがいきなり「はい終わりです」と突き放されたようでせっかくの余韻が台無し・・・。
小説版のように生きる意志と希望に満ちた素敵なラストにしてほしかったなぁ。
最初の方、各人物に思い入れが無いまま出航してしまうのもどうかと思った。
せめて主要人物だけでも出航前に1ドラマ見たかった・・・
戦場の緊迫感が無い。
などの不満もありますが嫌いじゃないです。
娯楽に徹しながらも一度観て終わりじゃない何度触れても熱いドラマが確固とした意志を持って力強く生きた人間たちの素晴らしい物語が大いなる熱意で描かれていて胸を打ち、争いという過去の上に平和の中で生きている終戦60年の重さ、世界唯一の被爆国に住む自覚などが鑑賞後、思考となって沸き立つ樋口版「ローレライ」。
監督：樋口真嗣
出演：役所 広司、妻夫木 聡、香椎 由宇、
柳葉 敏郎、堤 真一、石黒 賢、
國村 隼、佐藤 隆太 ほか
上映時間：2時間8分
・小説「終戦のローレライ」の感想
・対談集「ローレライ，浮上」の感想
★ プレミアムエディションの感想
 | ローレライ プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD] 福井晴敏 ポニーキャニオン 2005-08-19 by G-Tools |
 | ローレライ スタンダード・エディション [DVD] 福井晴敏 ポニーキャニオン 2005-08-19 by G-Tools |
★ 画コンテ！
| 映画「ローレライ」画コンテ集 | |
 | 樋口 真嗣 講談社 2005-04-07 売り上げランキング : 305 Amazonで詳しく見る by G-Tools 関連商品 ローレライ、浮上 終戦のローレライ フィギュア付きBOXセット 全4巻 ローレライ オリジナル・サウンドトラック 月に繭 地には果実〈下〉 リマスター版 トップをねらえ! 《1年間期間限定商品》 |
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ローレライ スタンダード・エディション
ローレライ プレミアム・エディション (初回限定生産)
おすすめ度：★★★★☆
この映画は映画館で見た。それから、DVDでも見た。両方で見た私の感想としては、この『ローレライ』は映画館で見ないと十分楽しめないというこ....
コメント
コメント一覧 (41)
私は小説も公式サイトも何も読まずに観たのですが、こういうの私も好きです。戦争の姿勢ばかりを重視した映画でなく、ヒューマニズムタップリの男気溢れるこういうの、カッコいいと思います。
私の否定しまくりの記事にもＴＢ頂きありがとうございます。
楽しめたようですね。
私はあまり・・・・でしたけども。
娯楽作品として観ればよかったのかもしれませんが
原作も読まず予備知識もないまま、普通の戦争・潜水艦映画かと思って観たために
エラく衝撃を受けました。ありえない設定ばかりで。
私は全く泣きませんでしたが、隣に座っていた見知らぬ女性は
終わった後もすごく泣いてましたよ。
各人物像が浅い・・清永なんて特に・・
折笠とパウラの印象も薄かったなぁ。
あと，たまに，伊507はムサイに見えました。（笑）
手放しで大好き！ってまではいきませんが，
作り手側の熱意が伝わったし，何より映像がかっこいいし，
最後まで飽きずに堪能できたので，好きな映画となりました。
泣いたところは，艦長と大佐のやりとり一連 ＆ N式です。。
面白そうですね。
期待して観に行きます。
映画「ローレライ」は、「戦争映画」ではないと思います。「戦場のおとぎ話」でしょう。（＾＾；
実際、記者会見で役所さんが「ローレライは"おとぎ話"です。」と発言されています。
私は原作を読んでいませんし予備知識もほとんどないまま観ましたが、十分楽しめました。
ラストはいかにも「おとぎ話」風の"オチ"がついて「うん、うん。」とうなずけました。
細かいエピソードは原作を読まないとわかりませんが、一本の映画として、よくまとまっていると思います。
映画，ゲーム，本の紹介面白いですね。
iPodとボイスレコーダが最後にちらっと出てて
おもしろかったです。
また、面白い話題がありましたらT/Bやコメントを
お願いします。
こちらからもT/Bさせていただきます。
トラバ有難うございましたｖｖｖ
小説版は読んでいないのですが、こちらも
面白そうですね。映画も素晴らしかったの
で、活字になるとどうなるんでしょう？？？
気になります。機会がありましたら読んで
みたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します☆
こちらからもＴＢさせていただきました。
原作も、ただいま読んどります。
全く別物なんですね。
映画も面白かったけど、原作も楽しめそうです。
原作というより，小説版と言うべきなのかもしれませんね。
戦争を意識させつつ，前を向くことの大事を説いたメッセージと，
冒険活劇としての要素が見事に絡まり見応えのある映画でした。
音も凄かったし，もう一回観に行きたい！
邦画もやっと迫力モノが撮れる様になったかーなんて思ってたのですが
ケチョンケチョンの記事が多くて、正直凹んでます（泣）
まだ１巻読み中なので、わかりましぇんが････。
トラバありがとうございました！
小説版にはあたっていなのですが、
さらに面白そうですね。
樋口兄ィの本領発揮で楽しめた「特撮映画」でした。
力が入りすぎてまともにレビューが書けないぐらいです。
つっこみどころが無いわけでもないので非難されても仕方が無いのですが、エンターテイメントとして楽しみたいですね。
私は映画観た後、小説読みました。
どちらも、すごいと思いました。
人がなんと言おうと私の中ではもう一度劇場に行ってもいいと思う映画でした。原作のテーマも壊れていないと思っています。よかったんだけどなぁ、思ったより評価されていないのは何ででしょうね。。。
邦画の未来の為にもっと入ってほしいなぁ。
賛否両論ある作品ですが、私は、大好きです。
ストーリーも画像も、音響も。
そして、なにより、バウラちゃんかわええ。ｗ
辛口評価も結構みかけますが、私はこの映画は好きですねー＾＾
私も小説→映画の順で行ってきました。
なので、私もこの映画、
役者さんたちもがんばってたし
きらいじゃないんですが
あのエピソードのばっさり具合とか、
人物の描きこみのこととか
まぁ時間ないので仕方がないっちゃないのですが
（でも、ほんと清永はそりゃないだろう
……っていう書かれ方でしたね（苦笑））
不満はあるので、
映画だけしか見ていないという人には
ついつい小説も読んで！
とすすめてしまっています。
TBさせてくださいね。
入れて欲しかったシーンやエピソードも多いけど。
とくに清永は可哀相でしたね。 何してんねんって突っ込みました（笑
折笠にももっと比重を置いてほしかったなぁ。
エンターテイメントとしてよくできているものほど
戦争映画は気をつけないといけないと思います。
いつの世も、そういう運気は誰も気がつかないところから来ますから。
でも、それだけ意図を感じさせないエンターテイメントになっていることは
スゴイとは思います。
日本映画は近頃では、「いまあいにいきます」「半落ち」がよかったです。
結構古いか。
日本発の娯楽大作，世界で人気を呼ぶといいですね。
最近の邦画はほんとに面白いものが多くて嬉しい！
次は「戦国自衛隊1549」に期待。
若い人で歴史を知らない人には、面白いだろうけれども、歴史を知るものにとって、ナンセンスな原作なのだ。そのような駄作の小説をもとに、映画化した人たちは、私にはとってもおろかに見える。
単なる娯楽ではなく，反戦メッセージも伝わりましたし・・
「ガンダムは現実兵器として無能」等と同じような駄批判ですね。年配の方であれば、もう少し考えて文章を書く癖をつけましょう。今からでも遅くないですよ。
映画は観る人の感性でそれぞれの感想が
あって然りだと思います。
本当にとても参考になりました(⌒∇⌒)
ローレライの記事では無いのですが、ローレライ搭載したＵボートにちなんで
「Ｕボート最後の決断」をＴＢさせて頂きました。
TBありがとうございます。
「Uボート 最後の決断」未見なので参考になります！
戦後60年だからこそ，ずしりとした映画が観たいですね。
アクションものが多すぎる気がします。
「ローレライ」は駆け足，描写不足なところが多いものの，
伝えたいという熱意が響く作品だったので気に入りました。
同じ原作−映画、の順に鑑賞しても、いろんな感じ方があるんだなぁ、と楽しく読まさせて頂きました。 特にラストの評価は、私と正反対ですね(^^)
上の方でamiさんも書かれていますが、感想は所詮感想、自分との感じ方の違いを楽しむのが面白いのですよね。
私が文中で書いている「眼下の敵」ですが、もし未見ならぜひご覧になってください。 私にとっての潜水艦映画のリファレンスです。
お勧め情報うれしいです。
「眼下の敵」今度借りてみます！
私のブログはlivedoorなんですが、
新環境移行後、不具合が続いてまして･･･こちらにコメント残しますね。
潜水艦物にはずれはない･･･邦画ではどうかなと思っていましたが、中々に秀作だと思いました。
先日、香椎由宇さんに会いました！
映像の中よりずっと美人でした！
感激〜
TBにもすご〜く時間がかかるんですよ･･･
香椎さん，実際に目にすると綺麗でしょうね！
移行したての頃は重かったんですが，
今は改善されてスムーズです。
早く全環境のサーバーが安定するといいですね。
ようやく観ました。
でも残念ながら、jamsession123go的には、ちょっと「？」でした。
確かにラストのシーンはとってつけたような感じで、映画の締めくくりとしては、ちょっとどうかと思いましたね。
映画の世界，別次元の話とはいえ，
戦争という事実を根底にしている分，
娯楽に傾かないようにする配慮が見えました。
原作好きとしては，もちょっと脚本を
練ってほしかった思いがあります。
特にラスト・・・
この映画は「男たちの大和」の後に観たもんだから
非常に印象が悪かったですねぇ、、、。
この映画は戦死者を馬鹿にしていると思います。
なんだかこういう超能力映画を戦争とダブらせる
なんてなんだか許せませんでした、、、。
俳優も豪華なのに、、、。残念です、、、。
肯定派なんですが，もう少しリアリティと
戦争反対の真摯な姿勢を加味してほしかったとは思います。
私、パウラファンの再会者と申します。
このたびはトラバックありがとうございました。
よろしくお願いします。
こちらこそTBありがとうございました。